魔術「理論篇」
魔術の世界への招待
著者 | デイヴィット・コンウェイ 著 阿部 秀典 訳 |
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ジャンル | 書籍 > 魔術 |
出版年月日 | 1998/05/10 |
ISBN | 9784886397706 |
判型・ページ数 | 4-6・216ページ |
定価 | 本体1,800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
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目次
第2章 魔術の宇宙
第3章 世界と魔術師
第4章 視覚化と魔術師の修行
第5章 儀式の意味
※第6章以降は下巻<実践編>に続く。
内容説明
「……本書は20世紀有数の魔術書であり、魔術の入門書としても古今屈指のものだと思う」
コリン・ウィルソン<序文より>
生命と共存する「心的」とでも形容できそうなものがあるというのは、魔術の基軸をなす考えだが、ほとんどの科学者も同じように考えている。ただ科学者がこれを体験に裏打ちされた作業仮説としてなら受けいれてもよいと考えているのにたいし、魔術師は思いきって、この世界精神がどういうものなのかについて思いをめぐらせてみるのだ。
けっきょく、イメージをつくりだすのは潜在意識なのだ。しかし反面、そうしたイメージは何かを投影してできたものだから、客観的に存在していると言うこともできる。とすれば、アストラル界の像を主観的に視覚化するときにつくりだすイメージも、客観的なアストラル力を備えていることになる。<本文より>
ー現代の魔術師が明らかにする魔術の定義と概念。
近年、魔術は様々な物語のモチーフとなって、表舞台へと活躍の場を広げている。「アーサー王物語」に出てくる魔術師・マーリン、「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」のガンダルフ、映画にもなりベストセラーとなった「ハリー・ポッター」は言うまでもない。
また様々なメディアで取り上げられている「魔術」は、より核心的、本質的なものへ近づきつつあるのではないだろうか。
魔術を「ドラクエ」等のRPGで出てくる便利な「魔法」等のように、ファンタジー世界を構築する不可分のものとしての理解をされている人が多い中、古来より伝承されてきた「魔術」というものの本質を知ろうとするならば、是非本書を手にとってもらいたい。
人と世界の関わりを知るもの、その一端を知るための、最適にして本当の入門書である。
本書があなたにとっての「グリモワール」となる事を願ってやまない。