魔術「実践篇」
著者 | デイヴィット・コンウェイ 著 阿部 秀典 訳 |
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ジャンル | 書籍 > 魔術 POD |
出版年月日 | 2023/12/14 |
ISBN | 9784813607984 |
判型・ページ数 | 4-6・444ページ |
定価 | 本体3,800円+税 |
在庫 | オンデマンド制作 |
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内容説明
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では、この本はなぜかくも長く読みつがれているのか。
答はいささか逆説めくが、オカルト界で何ら権威のない人物が、何の権威にもおもねらず、みずからの知識と経験だけを頼りに魔術の理論とやり方を独自の形で呈示した本だからだろう。著者は、レヴィやクローリーといった大物魔術師の本に書いてあることも、冷静公平に評価をくだす。いっぽう読む側は、著者の威光に惑わされることなく、魔術そのものについてじっくり考えさせてもらえるというわけだ。
さらにもう少し本書の特色をくわしくいうなら、(1)独学で魔術の蘊奥(うんのう)をきわめた人物が、(2)オカルトに興味はあるが、知識もなければ師匠も仲間もいないふつうの人たちに向け、(3)西洋に古くから伝わる魔術の原理を、物理学や生物進化論の命題と突きあわせたうえで、(4)やさしいまじないのやり方から高等魔術の儀式まで幅広く、(5)図版や記号を織りまぜながら明解に説きあかした本、ということになるだろう。
特筆すべきは、俗なまじないの類もいたずらに馬鹿にせず、日常世界の裏にひそむ超越的な存在との交流を目指す高等魔術(行法)をやるための基本として、ていねいに論じている点だ。おかげでわれわれは、魔術の効き目をさっそく自分でためしてみることができるというしだい。しかも一事が万事で、著者はどの話題についても、読者が自分の頭で考え、自分の手で実験をするよう求めていく。意見が押しつけられることはない。ただ、戒めの言葉はたびたび発される。いわく、生贄はいらない。麻薬もやらないほうがいい。呪いはかけるな。悪霊とも付きあうな。何か答がわかっても、胸のうちにしまっておけ。急いでどこかの団体に入る必要もない。
出会いはそのうち自然に訪れる…
※第5章までは「魔術 理論篇」
第6章 準備
第7章 親儀式
第8章 アストラル体投射
第9章 呪符魔術
第10章 予言の術
第11章 悪霊についてひとこと
第12章 魔術をやる三つの意図
第13章 死、そして生の意味
第14章 高等魔術の道
付録1 秘薬の処方箋
付録2 魔術書体
付録3 オカルト人名録