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内容説明
あなたの裡には「愛される品格」がありますか?
本書のタイトルには「品格」という言葉があります。
ある種の流行語になった感のある言葉でしょう。しかし今、最も必要とされているものがこの「品格」というものではないでしょうか?
セロン・Q・デュモン、即ちウィリアム・ウォーカー・アトキンソンは、ベストセラーとなった「引き寄せの法則」の著者でもあります。
すべての願いを実現するための法則でもありますが、そこには本書でも言われている通り、
マグネティズムを人に求めてはいけません。自分の中にある、その素晴らしい力は、自分で磨き育てるしかないのです。
これを「品格」に置き換えてみても、十分に説得力のある言葉になるでしょう。
「個」の自立と、「個人主義」は、コインの表裏みたいなものですが、今、日本で言われている「個人主義」は「自分勝手主義」という意味合い、ニュアンスを多分に含んでいるのではないでしょうか?
他人に多くを望み、自分から与えられるものは無い、もしくは与える事など考えた事もない。
「愛される」事だけを望み、自分から「愛する」事はしない、もしくは「愛する」事など考えた事もない。
うわべだけを着飾り、薄っぺらな感情を「愛」だと思いこむ。
それを「品格」の欠如と云うのは当然です。
本書が執筆されたのは、今から半世紀以上も前の事です。しかし、その内容は未だ褪せること無く、私たちの心に入ってきます。
そして語られている事は、とても普通の事で、また当たり前の事に思えることでしょう。
どんな困難にも平静で広い心を持つこと、心豊かでいること。
豊かでいるとは、知識を蓄え、勇気を持って進むことです。しかし必要以上に豊かになろうとするのは、逆に貧しくなることです。
不平不満ばかり言う、臆病で他人を責めてばかりいる人は、心の貧しい人であることを忘れてはいけません。
そして、豊かになった人も「必要以上に」豊かになろうと、豊かさを貪る人は貧しい人となってしまうのです。
◆「愛される力」、それを本書ではマグネティズムと呼びます。
それは「魅力」であり、「引き寄せる力」であり、「人間力」でもあるでしょう。
本書は、高い理想を想い描き、笑顔を忘れず、他人を思いやり、勇気を持ち、心豊かに人生を送るための一著です。