目次
第2章 自然な甲状腺ホルモン
第3章 DHEA
第4章 自然なプロゲステロン
第5章 自然なエストロゲン
第6章 自然なテストステロン
第7章 メラトニン
第8章 ヒドロコルチゾン
第9章 人間の成長ホルモン
第10章 プレグネノロン
第11章 健康改善のための五つのステップ
第12章 なぜ人工ホルモンより安全で効果のある自然なホルモンを使わないのか?
付録 炭水化物のグリセミック指数
内容説明
医者も知らないホルモン・シリーズ、第3弾!
さて、前著である「医者も知らないホルモン・バランス」が女性の更年期障害を軽減させるための「ホルモン療法」についての内容だったのに対して、第3弾である本書は様々な要因によって引き起こされている【慢性病】を治療するための方法を、「ホルモン療法」の観点から問い直し、多くの処方例を挙げつつ、紹介しています。
ちなみに「自然なホルモン」についての定義ですが、以下まえがきより――
「ホルモンとは、人間の体内で分泌腺によって造られている物質で、体の働きをコントロールする効果を持っている。いっぽう“自然なホルモン”とは、人体自身が造っている体のホルモンと構造的にも化学的にも非常によく似ていて、同じ働きを真似するホルモンをいう。(中略)
これに対し、化学的な構造が変えられているホルモンが“人工ホルモン”である。人工ホルモンは、人体の中で自然に造られるホルモンとは別のものである。事実、人工のホルモンは、どんな生命体の中にも発見されないものである。これらの人工ホルモンは体内に持ち込まれる体外物質なので、自然なホルモンと同じようには働かない。そして、自然なホルモンにはない多くの副作用をしばしば起こす。」
この様になっています。
(※注:ホルモン・シリーズ近著ではこの“自然なホルモン”が、“天然ホルモン”となっておりますが、その意味・定義は同じものです。)
現在、医療現場で使われているのは“人工ホルモン”が多く、それはたびたび副作用を起こします。
それは、処方の問題でもあり、そもそも間違ったホルモンを使うこと自体の問題でもあります。
特に処方では(以下まえがき)――
「本書で取り上げているホルモンの使い方は“生理学的な使用量”に限定している。自然なホルモンの生理学的な使用量とは、体がそのホルモンを自分で造るのを止めてしまうことのない渉猟の使用量という意味である。ホルモンはもし“薬理学的な使用量”、つまり体の中で正常に造られる量を超える量で使うと、体はそのホルモンが過剰だと感じて、当のホルモンを造るのを全く止めてしまう。たとえば、ボディ・ビルをやる人がテストステロンを大量に使うのが原因でガンになったり、その他の副作用を起こすといったようなホルモンをめぐる問題は、過剰つまり大量の薬理学的な量のホルモンを使うことから発生しているのである。
生理学的な量で使う限り、本書で紹介の自然なホルモンはどのホルモンも深刻な副作用を起こすものではないことを、私はこれまで確かめて来た。私は自分の臨床の中で、そういう副作用の例を全く見ていない。」
という事なのです。
そしてその効果は、骨粗鬆症、関節炎、生理不順、排卵のない生理、生理前症候群、身体のほてり、ふさぎ、偏頭痛、アレルギー、性欲の減退、不妊、流産、子宮内膜ガン、子宮筋腫、乳ガン、乳腺繊維腫、といった女性の更年期障害特有の症状から、心臓病、ガン、糖尿病、慢性疲労、肥満、高血圧、アトピー性皮膚炎といった一般的な病気まで及んでいるのです。
環境ホルモンやストレスなどによって、自分の「ホルモンバランス」が崩れる事はその一要因に過ぎません。
しかし、内分泌系がおかしくなり引き起こされる諸症状には、この「自然なホルモン」を使った治療法によって、劇的な症状の快復が見られた例が数多くあるのです。
あなたの健康を守るための一冊です。
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