目次
SB493/4-8136-0526-5
内容説明
ここに登場するヘンリー・ルーカスは、かつて全米を恐怖に陥れた殺人鬼。
一度殺人を犯したあとは止まるところを知らず、360人もの人間を殺し続けた。
そして彼が入信していたカルト集団『死の腕(ハンドブック・オブ・デス)』の影とは!?
救いようのない殺人者、ヘンリー・ルーカス。
しかしあるシスターとの出会いをきっかけに、彼の中で大きな変化が起こる…。
本書で語られるヘンリー・ルーカスが、アメリカ国内で犯行を行っていた時代は、今から60年近く前の話だ。
それが起こった時代背景、個人の境遇からして、現代の日本人にとって、繋がりがあるものとは考えられないだろう。
しかし現在、日本でも無差別な殺人が引き起こされてきており、それは「個人」が受ける最悪の被害と言える。
彼を理解する必要はない。
だが、その影はいつか、あなたの近しい人に襲いかかるかもしれないのだ。