目次
第一章 素晴らしい先生たち
第二章 世話になった人たち
第三章 ティンパニの現場から
第四章 アマチュア・オーケストラと
第五章 これからの打楽器教育のために
第二章 世話になった人たち
第三章 ティンパニの現場から
第四章 アマチュア・オーケストラと
第五章 これからの打楽器教育のために
内容説明
一撃で音楽に生命を吹き込む楽器[ティンパニ]
日本を代表する名奏者がすべてを語り尽くす白熱の回顧録
■野口力(のぐち・つとむ)■
1929(昭和4)年9月30日秋田市で生まれる。小学校5年のときに初めてナマのオーケストラを聴きオーケストラ音楽に魅かれた。中学時代にピアノを習い始め、学校ではブラス・バンドで活躍した。「未完成交響曲」のレコードを聴いて音楽への道を志し、19歳で国立音楽大学に入学、ホルンに熱中し過ぎて歯茎を痛め打楽器に転向して小森宗太郎に師事した。21歳のときに日本交響楽団(現NHK交響楽団)のエキストラでタンバリン奏者としてデビュー、1951年東京フィルハーモニー交響楽団にティンパニ奏者として入団。この間、映画音楽協会のオーケストラでも活躍した。ABC交響楽団、インペリアル・フィルハーモニー交響楽団を経て、1962年に新設された読売日本交響楽団のティンパニ奏者となり、定年退職後の10年ほどロイヤル・メトロポリタン管弦楽団に在籍した。1976年から東京音楽大学で後進の指導にあたり、定年退職後に名誉教授を授与された。